トッププロに共通する時間の作り方
【スポンサーリンク】
グランドスラムやATPマスターズ1000の試合は、楽しさを超えて興奮してしまいます。錦織圭の試合は、期待しながら見ていると辛くなるので、ビデオで録画して勝った試合だけ後から見るという、なんとも情けない観戦のしかたをしています。
昔から、ボルグやコナーズ、マッケンロー、エドバーグなど、個性的な選手が出ると、巷のテニスクラブは「にわか〇〇」で溢れたものです。当時日本で開催されていたセイコースパーテニスには、海外から有名選手が多数参加していて、そのパワーやプレースタイルには驚くばかりでした。そして今、錦織圭がトップ10に普通にいることは、奇跡としか思われません。
トッププロの共通点
打球の行方は、強風等の自然現象がなければ、一瞬のインパクトで決まります。その一瞬に常にコントロールされた最大の力を与える動作には、必ず共通点があるはずです。
トッププロの試合を見ていて、いつも感じるのは、インパクト前の時間の作り方がほとんど同じだということです。それは、トップに近づくほど顕著になります。
錦織も、フェデラーも、ジョコビッチも、マレーも、ワウリンカも、インパクトの前は同じ姿勢をしています。真似して、最も効果が出たのはここです。
残念ながら、フェデラーのように、インパクトの瞬間までボールを見て顔を残すスイングをやり続けることは難しいし、ナダルのようなヘビースピンを打ち続けることもできませんでした。ただ、インパクト前の姿勢を真似することはできました。
同じ姿勢とはどんな姿勢?
当然ですが、トッププロがまったく同じ姿勢をしているわけではありません、共通しているのは体のターンです。
レッスンではコーチが、肩を入れてとか、ラケットを速く引いてとか表現しますね。正確には体をひねることです。腰の所で、上半身と下半身がよじれるようなイメージですね。インパクトの前にこの姿勢を作ることができれば、時間的な余裕ができるのでテニスは格段に進歩します。
テニスでは、この時間を作る、という意識を持つことが基礎になります。